自主防災訓練(9月27日)

保安部 目次 英哉

 去る9月27日(日)に、自治会としては2年ぶりの自主防災訓練が、約350人の自治会員の参加の下、高岩運動公園にて開催されました。
訓練当日は朝から高曇りで日差しも柔らかく、絶好の訓練日和でした。
朝8時に自治会集会所に役員と保安部担当班長が集合し、準備を開始。9時には町の防災無線による放送を合図に約330人の参加者が自宅を出て、 各地区ごとに指定された一次避難場所に集まりました。
参加者は9時半から高岩公園へ向けて移動を開始。高岩公園の本部テントに各街区の到着の報告を受け配布物を配る受付を設けていましたが、 準備が整う前に参加者が到着し始め、受付に長い行列が出来てしまったのが、今回の反省点です。
10時に自主防災会田端本部長(自治会長)の挨拶で防災訓練がスタート。まずは恒例の、救出救護班が仮想被災地からけが人を助け出す「救出訓練」、 参加者全員が列を作って放水作業を行う「バケツリレー」が行われました。
 今年は会場にマイクとスピーカーを持ち込んだので、進行の指示を出したり様子を実況中継することが出来たのは、良かったと思います。
次に、参加者が地区ごとに5組に分かれ、5つの訓練・展示見学の会場を順番に回る「個別訓練」が行われました。
恒例の「てんぷら鍋消火訓練」、「水消火器訓練」、「救護訓練」、「消防車と町の防災倉庫の見学」 の4項目に加え、今回新たに実施した「防災用品 展示説明」では、自治会が保管する発電機やチェーンソーの操作実演を行い、防災用品の内容の会員への周知を図りました。
 一方こうした訓練の間、給食・応急給水班は、高岩公園の砂場の脇の炊出しテント周辺で、炊出し作業を行いました。
今年は炊き込みご飯と具がたっぷりの豚汁が、350人分用意されました。
12時過ぎに個別訓練が終わると、閉会式となりました。
訓練ポスターや防災標語の作者への記念品贈呈に続き、この日の訓練参加人数・世帯数、参加世帯割合がトップだった街区が発表されました。
子供が多く参加して参加人数が多い一丁日リフレ地区、二戸からの参加者は少ないものの参加戸数が多い三丁目など、参加状況には地区の特色が良く 出ていました。
 12時半に自主防災訓練は終了。その後炊出しテントで食事の配給が始まり、高岩公園は一転してピクニック会場の様相を呈しました。
資機材撤収・会場後片付けが終わったのは午後3時過ぎでした。
この日のための事前準備と当日の進行にご協力いただいた自治会関係者の方々に、改めて厚く御礼を申し上げます。
 地域住民が日頃から互いの世帯構成や暮らしぶりを判っていなければ、災害発生時の住民同士の助け合いは難しいと言われます。
同じ街区に住む住民が集まって作業する防災訓練は、こうした相互理解を培う絶好の機会なので、今後も多くの方の参加を得て続けたいものです。

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