認知症サポーター養成講座(10月1日)

総務副部長 吉井 健

 10月1日に白岡町役場高齢福祉課の早津様が講師となり、一丁目集会所で約50名の住民の皆さんが参加して認知症サポーター養成講座が 開催されました。
参加したくても都合で出られなかった方も多いと思いますので、その内容の一部をご紹介します。
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気で85歳以上では4人に1人にその症状があると言われています。
現在は210万人ですが2040年には400万人に増加すると言われています。
2004年12月に「痴呆症」から「認知症」へと呼称変更されました。
現在は「認知症サポーター100万人キャラバン」のキャンペーンが実施されています。
 認知症にはアルツハイマー型と脳血管性型があります。特に脳の神経細胞が死んでしまうアルツハイマー型は現在の医学では薬で進行を遅らせる ことはできますが、治すことはできません。
認知症になると①記憶障害(新しいことを記憶できず、さっき聞いたことも忘れてしまう)②見当識障害(時間、場所、人物の見当がつかなくなる) ③理解・判断力障害(考えるスピードが遅くなり、同時に二つ以上のことがうまく処理できない)④実行機能障害(みそ汁が作れなくなるなど)の 症状があらわれます。
 ではこれらの認知症の方をサポートするにはどのようにしたらいいのでしょうか。
具体的な事例で説明がありました。
例えば① 店でお金を払えない人を見かけたとき
× 1750円でしょ。二千円でお釣りをもらえばいいのよ。
○ 一緒に財布から小銭を出して、これで1700円あと10円玉で五枚ですよ。
② ゴミ出しの日を間違えたとき
× またあの人曜日を間違えている。何度言ったらわかるのかしら。
○ 次から何ゴミの日か教えるので一緒に出しましょう。
③ 徘徊老人をみかけたら
× 見て見ぬふりでかかわらない
○ やさしく声をかけて一緒に家へ連れていく…などです。
NG ワードは「あっち行って」「違うでしょ」「また忘れたの」「きたないわね」
OKワードは「大丈夫ですよ」「ありがとう」「わかりました」等です。
認知症の方のプライドを傷つけないように、やさしく接してあげるのがコツです。
 最後に認知症の相談窓口として「認知症の人と家族の会・埼玉支部」0 4 8(667)5553(月火金の10時~15時)研修会のご案内 「さいたま介護ねっと」の紹介がありました。
今回認知症サポーター講座を受講された方にはオレンジリングが配布され、このリングが「認知症の人を支援します」という目印になります。
サポーターの数を増やして、認知症の方も安心して住める白岡ニュータウンにしたいものですね。

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