認知症について学ぼう(7月13日)

認知症について学ぼう ~高齢者の詐欺被害をなくすために~

総務部長 増田 健

 7月13日(土)ノースプラザにおいて、認知症についての講習会を開催しま した。39名の参加者と、市役所高齢介護課、久喜警察署生活安全課、地域包括 支援センター、ボランテイア劇団ダイスケの協力を得、総勢46名で行われまし た。
 市役所の方のお話では、白岡市においても高齢化が進んでおり、この10 年間で65歳以上の高齢化率は19.8%から26.9%に上昇するため、認知症の人を いかに支えていくかが課題となっています。市では、認知症を支援する多様な サービスを整備するとともに、困ったときの窓口を設けています。認知症には 特効薬はありませんが、早く診断し、適切な治療や内服を早い段階から行うこ とで、症状の改善や進行を遅らせることができるそうです。
 警察署の馬場様からは、認知症高齢者の詐欺被害の状況についてお話があり ました。振り込め詐欺による埼玉県の昨年の被害額は、26億円に達するとのこ とです。白岡市においては、昨年の被害は9件、今年はすでに12件が報告され ており、「白岡市は狙われている」と言われています。被害にあった9割以上 の人が「自分は騙されない」と思っており、9割以上の人がその手口は知って いたと答えています。
 劇団ダイスケは、いかに騙されるかを即興劇で実感させてくれました。電話 でのオレオレ詐欺、銀行ATM詐欺、廃品回収詐欺を台本もなく演じ、本業は詐 欺なのではないかと思わせるほどの演技に、皆感心させられました。その後、 参加者コラボ体験「詐欺被害にあってみよう」では、参加者のうちの3名が劇 団員に騙されながら詐欺の巧妙な手口を勉強ました。
具体的でわかりやすく、有意義で楽しい講習会となりました。ご協力を戴き ました皆様、全体をコーデイネイトしていただいた包括支援センターの阿部様 、ありがとうございました。

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