川と歴史の街「関宿」散策 ~歴史散策クラブ~

 木枯らし1号が観測されたという10月25日に27名が車に分乗し関宿に出かけた。秋晴れだが風の強い中、関宿城博物館駐車場で野田ガイドの会の2名と待ち合わせ、関宿城址→大手門碑→関所跡石碑→隋庵碑→昌福寺→宗英寺→実相寺→鈴木貫太郎記念館→関宿城博物館のコースを、歩行距離は約4.3km(歩行時間は約2時間20分)の散策を楽しみ、その後、博物館学芸員より館内主要展示物の案内と説明を約1時間受けました。
  「関宿」は関東平野のほぼ中央に位置し、戦国時代には争奪戦が繰り返された地域であり、江戸時代には利根川と江戸川に分かれる水運の拠点として河岸(川の港町)として栄えるとともに「日光東往還」(日光街道の脇街道)の宿場町としてにぎわい、川の関所も置かれたが、現在は、往時の関宿藩城下町の面影はなく、古い寺院に当時に思いをはせる散策となった。立地上、水害に関係する展示(水塚)もあり、水との付き合い方を考えさせられた。
  また、終戦時の総理大臣(任期は約4か月)であった鈴木貫太郎の故郷でもあり、終戦後70年の今日、平和について考える機会になったのではと思います。
  最後に関宿城博物館では、興味を引く話や展示があり、予定時間を超えてしまいましたし、4階の展望も素晴らしく、ぜひ皆様にお薦めのスポットでした。
     (歴史散策クラブ:橋本徳人)

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