川柳を学ぼう 2016.10.03

  宿題「味」 佐藤美文選評

秀 カラオケは上手くないけど味がある   たけし
秀 黙々と新米の味わかるのか   瑞枝
秀 味もあり個性も光ひと捻り   瑞枝
秀 一度味占めた株には泣かされた   アキラ
秀 肉魚野菜も豊富和定食   しまちゃん
秀 外食でやはり納得妻の味   うっちゃん
秀 記念日のサラダの味がなつかしい   たけし
秀 いい味ね言われて今日もそぼろ丼   瑞枝
秀 おふくろの味に似てきた妻の愛   まさひこ
秀 夏太り味覚の秋にダイエット   かつひと
秀 寅さんの渋い演技に味がある   つねお
秀 社用族会社経費で味比べ   うっちゃん
秀 酔い醒めの水の美味さを知らぬ下戸   アキラ
軸吟 舌先がまだ知っている母の味   美文

  席題「彼または彼女」 互選(句頭の数字は得点)

1 味見しただけでつれなく去った彼   アキラ
1 彼女なし学生時代情けなし   つねお
1 彼岸花誰より先に秋を告げ   アキラ
2 信じたい山の彼方に幸ありと   うっちゃん
2 彼氏です言われてみたい美人から   つねお
2 好きだったあの娘は友の妻となる   たけし
4 女房が娘の彼をお気に入り   まさひこ
6 願わくば家事が得意な彼がいい   瑞枝


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