本年度第2回の講座が新日本ガス久喜基地で11月14日(土)に開催されました。
昨年秋のお茶のみ談話室「水の話」に続く所謂ライフラインに関するテーマで、皆さん方の関心も相当高いようで、説明時間より質疑応答に1時間弱も割いた形となりました。
「ガス供給の停止の恐れはないか?」については、国際石油開発帝石のパイプラインを通して同社からガスの卸仕入れする長期契約をしている。また同社は新潟県にガス田とLNG受け入れ基地がある上に、東京ガスや静岡ガス(両社ともLNG受け入れ基地保有)のパイプラインとも接続しているから供給の安定性は相当しっかりしていると考えられるとのこと。地震などで配管が壊れても補修のため各社相互応援体制が組まれていて最悪でも1か月以内には復旧すると。
一方「ガスの安全性は大丈夫か?」については、各家庭のガスメーターに漏れた場合には自動停止機能がついていることや、ガス警報器(5年毎に取替え)を設置している限りはガス爆発や一酸化炭素中毒にもなる心配はまずはないとのこと。
最後に「ガス価格がガソリンのように下がらないのはなぜか?」については、電気代と同じく経産省から認可を受けているので暴利を取っているわけではないとのことでした。
尤も、価格については電力各社が原油代の値下がりを受け大幅な増益であることを考えるとガス価格も同じで、関東経産局による価格査定をしっかりしてもらう以外はないと感じました。
(総務部 宇治田)