第15回釣り行き結果 ~釣り同好会~

 年の瀬も押し迫って、冬至の前日に当たる12月21日月曜日に加須吉沼池にて本年最後の納竿釣り行きとした。今年は例年に比し暖かい冬の始まりであり、当日も雲がかかりではあったが日中の気温は15度程度で、まあまあ凌げる寒さであった。
とはいえ、ヘラブナのほうはガードが固く5.6mの池底にへばりついているようであった。そのため宙釣りよりは底釣りの方が釣果があったようである。
 今回のメンバーは山岸さんを欠いて内田さん、後町さん、高薄さん、田中の4名で臨んだ。ついでに忘年昼食会をと思っていたが、当日は当池としての全客対象の釣り大会ということで、寸刻を惜しんでの釣り客優先ということだろう、釣りをしながら食事できるようにおにぎりだけの販売であった。私たちもしかたなくこの方法でやったため、昼食忘年会は止めて新年会にすることに急遽変更した。
 当日の使用竿は、長竿を多く見かけた。喰わせはうどん、力玉、感嘆などの白系統で目立ち易く吸い込み良好な餌が主のようだった。
私たちの釣果の方であるが、0~7枚で竿頭は後町さん。この日は皆が朝6時半から3時までを全うしたが、全員が最後まで居るなんてことはこれまでになかったことで、今年最後の釣りで気合いが入っていたためであろう。
他の釣り客はというと、当日の客50名くらいの中で、計量時に喧伝していた表彰対象のフラシ(下注)3枚以上に到達した人はおそらく居なかったのではなかろうかなんて想像して帰ったのであるが、あとで耳にしたところでは、トップは26キロであったと。脱帽。
短竿でバラケ餌で寄せて釣る法であったと。ベテランは居るものである。私たちは参加賞だけを貰って、来年もよろしくとのことで散会、帰路についた。
     (田中記)

注: フラシとは、釣り上げたヘラブナを収容する比較的に大きな網(直径60cm、長さ1mくらい)のことをいう。通常は10キロ~15キロまでをひとつのフラシに収容します。当日は10キロ以下に投入量を制限されていた。従来は、ほとんどの釣り堀でこれを使用していたが、最近ではこのフラシを競技会のときだけに使用して、通常は使わなくなっている。これは、網の中で鮒同士が動き回り傷つく為にこれをを避けるためです。個人的に野釣りをするときにはこれを携行します。

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