お薬のお世話になる機会もだんだん増えてきて、飲んでいる薬の種類も増えている方も多いことと思います。
今回のお茶のみ談話室は、新白岡2丁目在住の高村則夫氏から「新しい医薬品のできるまで」と題してお話をお聞きしました。
高村則夫氏は、長年製薬会社で創薬研究、医薬品開発に従事しておられました。
厳しい審査を受けて世に出た新薬は、発売後も有効性、安全性、品質の管理等が求められるなど、その一連の流れを解説いただき、
「アスピリン」「「ジルチアゼム」「リュープリン」「メバロチン」などの新薬の開発経緯についても、
化学式を用いて詳しく解説いただきました。
参加者からは
「ジェネリック薬の示方の基準は?」との質問には
医薬品メーカーの営業マンの営業努力もあるが、
国民健康保険の負担が少なくなるような国の指導もある。
良く効く薬は副作用が出やすい薬でもあり、薬局では売らずに
病院での医者の示方で服用している。
などの説明がありました。
新型コロナウィルスの感染拡大も収束の兆しがいっこうに見えない昨今、
ワクチンと治療薬の開発が期待されていることに関しては、
新薬の開発は普通10年から18年かかることもあり、
1-2年でということから今までの薬で似たもので治験している。
治験は、臨床試験にたくさん時間がかかる。
ワクチンは、健康な人が受けるので、薬以上に安全性が求められている。
インフルエンザのワクチンは、高齢者は接種したほうがいい。
などたくさん御質問に分かりやすく説明をお聞きすることができました。
総務部 川名英二
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