第8回釣り行き結果 -釣り同好会-

 寒波到来、さすがに朝は寒く勇をふるって家から出た。昨日からの天気予報で若干心配したが、まずは好天に恵まれ、本年末の納会釣り行きが出来た。メンバーは、高薄さんを除く4名。
場所は、むかし田中が仲間とともに年末には訪れた北川辺(現在加須市)の三国池とした。
この池は、茨城県と埼玉県を結ぶ橋のひとつである三国橋のたもとにあって、直径100mにも満たない小さな池である。
へらも小型で、冬場はほとんど動かず、優雅な育ちのせいか、少々贅沢な餌にも口を向けてくれない癖がある。これらの情報を持ってはいたが、私たちの釣りクラブは、まずはいろんな釣り場を廻ってゆこう、知ってゆこうということで、今回の8回目までは、次々に新しい場所を訪ねてきたところだ。
近くでウナギ養殖している親父とその娘でで仲良く管理している釣り池である。当日も、むかし娘は朝から釣り客に賑々しい声をかけ昔の雰囲気そのままであった。
3・11地震で池底の石は踊り、岸も崩れたためその後台座を更新したとのことであった。親父はトレードマークのてかてか頭をニット帽で隠してはいたが、うなぎの効果抜群の皺の無い顔で83歳とはとは思えぬ元気ななつかしい顔であった。
釣果のほうだが、日曜日とあって近県の現役の釣りクラブ4組ほどをふくめ総勢50名ほどの釣り師たちであったが、竿を絞る姿はほとんど見られず、坊主主体、よくて片目から最高でも5枚程度であったろう。
他人の事はさておいて、わが釣りクラブでは、後町さんが立派に1枚、山岸さん田中の両名には、へらも気を遣ってか横ひれで挨拶しながら姿をみせてくれた(スレ)。
内田さんは、へらが動き出すと予想された10時半過ぎには帰り支度し引き揚げた。残り3名でこの日の目的のうな重を食しながら世間談義の後、また1時間竿を出したあと納竿。
所期の目的は達成できた1日であり、「良いお年を」とのあいさつで別れた。
     (田中記)

注:片目とは、最初にへらを1枚釣りあげたとき「片目があいた」という。2枚目を釣りあげたときに、「両目があいた」というのです。

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