秋海棠の花

 長雨の貴重な晴れ間にときがわ町の秋海棠の花を撮りに出掛けました。
例年8月の下旬から9月にかけて2~3cmの丸型のピンクの花を咲かせます。ところで、秋海棠(シュウカイドウ)の花をご存知でしょうか。春に咲くバラ科の海棠の花に似ているとのことから、秋の海棠としてその名が付いたようです。でもこの花は、バラ科ではなくベゴニア科の多年草です。花びらは大小対の4弁で、真ん中に黄色い小さな球状の雄蕊が付きます。非常に愛らしい花でそれがツリー状に咲き分けます。

この花がときがわ町の椚平地区の林間に群生しています。この時期になると一斉に咲きますので、山間にピンクの絨毯ができます。ここは、訪れた人を釘付けにしてしまうほど見事です。
場所的には山間地の狭い道路沿いにありますので、撮影者と車とで非常に混み合います。お出掛けの場合にはくれぐれもご注意ください。
参考までに写真を添付しておきます。
車でしたらカーナビで「ときがわ町椚平179-2(くぬぎむら体験交流館)」をセットし、体験交流館までは行かず途中の案内板に従います。

  「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」  松尾芭蕉

          写真クラブ 小林 弘一

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