三毳山のカタクリ

 万葉集に詠まれた三毳山(みかもやま)は、今カタクリの花やアズマイチゲの花が咲き乱れています。これからニリンソウ・サクラ・ヤマツツジそれにハーブ園の花などが楽しめます。
また、コナラやクヌギの林に囲まれていますので新緑も楽しめ、さらには標高229mの青龍ケ岳と標高210mの中岳の2峰が南北3.5kmに亘って連なっていますのでハイキングも楽しめます。自然豊かな近場の山(独立峰)としてお奨めの場所です。

位置的には佐野市の南東側にあり、一部は県営都市公園として万葉自然公園かたくりの里として整備され、さらには広場や憩いの森としても整備されています。何れにしても、ここは四季を通して花や景観が楽しめ、憩いの場としてお奨めです。
また、ここにはとちぎ花センターもありますので、1年中何らかの花を楽しむことができます。地元の山野草愛好家などの展示即売もありますので、お楽しみは倍化します。

さて、肝心なカタクリの花ですが、3月20日時点では7分咲きでした。カタクリ群生地は、北側の青竜ケ岳の麓と中央の中岳の北側中腹にカタクリの園があります。その規模は、関東随一ともいわれています。今年は暖冬のせいか、他の草丈も伸びていて一部カタクリが目立たなくなってしまっています。また、出向いた日が一寸早かったせいか、カタクリの花が例年よりも少ない感じがしました。

今からでも十分間に合いますので是非出掛けてみては如何でしょうか。写真を撮るのでしたら9:00頃がいいかと思います。何故ならカタクリは夜花を閉じ朝日を浴びて開きます。時間が経つと今度は花が反ってしまいます。開いた状態が9:00頃です。

写真を添付しておきます。
     写真クラブ 小林 弘一

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