農業の起源は、約一万二千年前と云われている。種子を蒔き、育て、収穫する。 この事が人類の定住化と文明の発展の基となったのである。
ニュータウンに「大ぼら会」と云う家庭菜園の会がある。祖先のDNAの影響か、人生の山を越えた面々が当地に耕地を得て、作物を作っている。なぜ大ぼら会なのか?。理由は簡単。自分が作った作物は天下一品であると大ぼらを吹き、他人はそれを決して貶してはならないのである。現在十三名の会員が年二回、会し、畑の状況、作柄等を自慢し合うのである。
我々農業の半玄人?が最も信頼を寄せている人が、赤津前会長である。大学で農業を学んできており、如何なる質問、疑問にも明快に答えて頂ける。我々は先生と呼んでいる。作物を育てることには水やり、病害虫、害鳥等種々な困難が多い。しかし大ぼら会の仲間と口角泡を飛ばして話している内に、気分がスッキリし、明日からの農作業への英気が漲ってくる。よき菜園の仲間である。
(後町知宏)
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