前日私は白岡の室内プールで水中ウオークしながら、顔見知り岩槻の高橋さんと話をしたが、その際彼は明日の丑の日には毎年恒例の東京の鰻屋の手伝いに5時に出発するのだと。私の方は同じく早朝から秩父の裾の準山上湖にヘラ釣りに行くのだと話した。
さて当日は、空一面どの一角をとっても切れ目のない均一な曇りに覆われ、強烈な夏の日差しを完全にシャットアウトしてくれる絶好の釣り日和となった。私田中は山岸さんを誘い早朝5時に新白岡を出発し児玉町の間瀬湖に7時過ぎに着いた。後町さんはすでに到着しており1枚を揚げていた。高薄さんも間もなく到着し4人が揃った。
特に今回は山岸さんが2年ぶりの復帰参加であったので我々仲間も喜んだ。彼は釣りには出ずとも、部屋では時折 竹竿磨き、今回は前日からブレンドしておいた匂いを効かせた独自独特の餌により、よどみなく釣り上げ10枚に達してついには当日の竿頭となった。さすが往年の釣り師である。感服、感服。
当日の気温は27度くらいで皆長袖を着て日焼け防止の体制をとっていたが、その必要もなく日照りは無く間もなく吹いてきた風に程よい水面波を作ってくれ、つがいのトンボが飛びゆくのを眺めながら浮子の動きに注視する。今回も聞こえてきたホーホケキョ、チョットコイ、ピーヒョロロといろんな鳥の声を耳にしながら至福の時を過ごした。
釣果の方は3~10枚と最近の少雨で湖面の下がった状況、そして終始ブルーギルに悩まされた釣りとしてはまずまずの出来であったと思う。白岡3人組は雨なりそうな13時に帰途に就いた。後町さんは3時まで残ったが少し雨に見舞われたようだ。
今回は3人がちょっと反省すべきことが起こった。田中・・竿の穂先から道糸が抜けて飛ばした。後町・・ちょっとした油断に、ヘラブナに竿を持って行かれた。高薄・・竿掛け台の取り外しを忘れて帰ってしまった。いずれも反省、反省。
(田中記)
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