10月2日(月)、今年度の第2回お茶のみ談話室として白岡市役所総合政策部から職員を派遣してもらい題記講座を開催しました。行政手続きにおいて特定個人を識別するため国民一人一人が12桁の個人番号(マイナンバー)を持ち一生変更されないものです。既に金融機関からのマイナンバーの調査、或は税務確定申告にマイナンバーの記入を求められるなど、具体的に我々の身の廻りで面倒な要請が来ていて、その意味ではタイムリーな講座で27名もの参加者がありました。1時間の説明に1時間の質疑応答で打ち切ったほどで、このテーマの関心の強さが伺えました。
基本的なこととして、全国民に通知されていると考えられないので、マイナンバーは必須かとの問いに、無くても行政手続きは可能と。また、住基カードはマイナンバーカードとの重複所持は出来ない、カードを紛失したら警察/市役所に届け出ること、不明点があれば国のマイナンバー総合案内に聞いて欲しいと、等々。
しかし、詳細なところでは、例えば「死亡したらマイナンバーのためにどんな手続きがいるのか?」、「マイナンバーカードの更新手続きに当たり有効期限が切れ前に通知がくるのか?」等、いくつかの質問は持ち帰り回答すると、説明者の市職員も慣れていないようでした。
更に、マイナンバーの手続きと各種調査に対する対応、いずれも面倒で個人の負担も大きく、一方で個人のメリットは見えてこない現状があり、それで肝心のこの制度の国サイドのメリットについて質すと、行政の効率化と公平公正な社会の実現(配布資料に若干の追加説明)とお題目だけで具体的なものは一切なく、不満が残る説明でした。個人が少しでも協力姿勢を示せるようメリットについて丁寧な情報提供するよう講師に伝えた今回のお茶談でした。
(総務部、宇治田忠昭)
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