足利歴史散策 ~229段の階段にチャレンジ~

足利、と言えば直ぐに連想するのは室町幕府を興した足利尊氏ですよね。その地に12月3日、クラブ員22名で行って散策してきました。
尊氏は京都や鎌倉で育ち住んだので親の代までの住居(館)です。その館は鑁阿寺という真言宗のお寺ですが、周りは土塁と濠で囲まれていて城が構築される前の形です。久喜の古河公方の隠居所・甘棠院の規模を大きくした感じです。
一方、足利学校の創建にはいくつかの説があり①奈良時代の国学の遺制、②平安初期の高僧が建てた説、③足利氏が建てた説、等ですが、歴史的に明らかになるのは室町時代中期の関東管領上杉憲実が学校を整備してからであり、儒教の教育の場として有名であります。門の扁額には「学校」とあり、ピーク時は3千人もの学生が学んでいた。学び方は講義を受けるのではなく生徒が質問してその回答を講師がする方法であったとのこと。影響されて論語抄を買った仲間もいました。
それから織物会館では近代の足利の繁栄と銘仙という足利産の絹織物の話を聞き、百年前は白岡に比べ足利は大都会であったようです。その足で織姫神社(足利繁栄時期織物業者により創建)の2百段の階段に全員挑戦して散策を終えました。
(歴史散策クラブ:宇治田忠昭)

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