雉の営巣記録 その3 最終回 ~於:大金農園~

レ・ミゼラブル !!

○令和2年7月5日(日)曇り

 11:00頃大金、三上夫妻と三人で雉の観賞へ。7月1日の夜、

強風雨のため囲いの支柱が傾いてカラスの攻撃が心配、囲いの

改修作業実施。その後一つまみの大豆を雉の前に撒いて食べて

くれるかなと期待していた。なんと鳩がオスプレーのように

上から舞い降りて全部食べてしまった。

今までのエサも鳩が・・・?ガッカリ!

 ○令和2年7月7日(火)雨時々曇り

  10時ころ畑へ。雉は相変わらず抱卵中。営巣の発見が6月16日

だから孵化は24~26日かかるらしいから間もなくヒナ誕生と思う。

○令和2年7月8日(水)雨時々曇り

 8時40分ころ畑へ。雉が抱卵していない。巣から2mくらい離れ

 た囲い網の外側でうずくまっている。巣の中には一つを残して他

 は全部壊れている。

 外敵にやられたのか、それとも孵化期限でも孵化しなかったのか

不明。雉は当方に何か訴えたくて待っていたのかも知れない。

30分後作業から戻ったところ、雉は何処かへ飛び去った後で

あった。ずっと雨の連続、特に昨日から強風雨だった。何か自然

界の厳しさを思い知らされた気がする・・・あアー・・・無情。

夕方、雉がもしかして戻っているかと淡い期待をしたが。無傷の

卵が1個残っているだけ。雉が近くにいるのではないかと探したが

見当たらない。戻ったら残りの卵も盗られた。犯人は鳩かも?

営巣記録はこれで最後になりました。卵は孵化することなく無残

 な姿で残されていました。外敵に襲われたのか、長雨のため孵化

 できなかったのか、原因は不明・・・・残念・無念

(当日三上家では)

7月8日の朝、次男から突然子供を連れて昼頃行くとの電話があ

る。孫が来たら雉の巣を見せてやろうと思い、早速大金さんに

電話。「孫が昼頃遊びに来るので雉の巣を見せたいのだけど大

丈夫?」「アッソー、今朝巣を見に行ったら巣は壊れていて無傷

<span
style=”font-family: ‘MS 明朝’,serif; font-size: 12pt; mso-ascii-theme-font: minor-fareast; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-fareast;”>の卵は1個だけ。母雉はいなくなっていて空っぽ。お孫さん見ても</span

大丈夫かな~?」との返事。

それでも孫は行きたいとのことで巣を見に行く。巣には無傷の卵

1個と壊れた卵が数個。孫「まだ卵があるのに何で親は帰ってこな

いの?また帰ってくるよネ。」・・・残念ながら帰ってはこな

かった。孫も動物が自然の中で生きる厳しさを少しは感じたよう

である。

 写真1:強風で傾いた支柱の改修中

 写真2:壊された卵のアップ

 写真3:雉のお母さん、早く帰って!

 最 後 に

皆さまの期待に応えられず残念・・・楽しみが「プッツン」と

切れてしまいましたね。お世話になり、ありがとうございまし

た。 

(大金 益三)

残念ながら可愛い雛を見る事は出来ませんでした。大金さんの

雉に対する優しさ、母雉の子を守る強さに触れ貴重な体験をさ

せて頂きました。ありがとうございました。 

(三上 敦敏)

コメント

  1. 栗原征四郎 より:

    3回にわたるブログ興味深く拝読させて頂きました。
    優し心遣いやユーモア溢れる文脈が続き
    とてもすばらしい記録有難うございました。
    結果は残念でしたが、我々の身近なところで野鳥を
    観察できる環境は素晴らしいです。

  2. 三上 敦敏 より:

    野生動物が生き残る厳しさを肌で感じました。
    白岡の近隣にはまだ自然があるのですねエ~
    雛誕生まで見守れなかったのが残念!次に期待!!

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