今回のお茶のみ談話室は新白岡3丁目在住の山口一史様から「山に抱かれて60年―3000山 登頂の軌跡―」と題してお話しいただきました。コロナの感染感染拡大の第3波が近づく中、49名の悠友会会員の方にお茶のみ談話室に参加いただきました。
山口様は、高校で山岳部に入部して、北アルプスなどを縦走したのに始まり、三菱電機㈱を退職後、山と畑に専念され、最近の年間入山日数は80日に及んでいます。
平成28年には、日本国内3000山の登頂を達成されています。
国土地理院の2万5千分の一地図に、山の名前が記載されている18,00のうち標高300m以上の山13、913を対象として、登頂山数は、3386になっています。
日本の百名山、三百名山、花の百名山、1等三角点百名山の達成に始まり、地方単位(甲信越、関東、関西、東北、北海道)の百名山。
県単位(山梨、長野、群馬、静岡、栃木、福島県)の百名山
千葉県、愛知県、茨城県、神奈川県、埼玉県の全山なども達成をされています。
今回のお茶のみ談話室では、登山目標の設定、私の登山スタイル、
忘れえぬ山々、数々のアクシデント、登山活動と家庭生活、山とは
(人間との関係において)等についてお話いただきました。
新白岡の住居は、各地の山に行きやすい場所として選ばれたそうです。
参加者からは、
「体の鍛え方はどのように?」
「週5日、両足に1キロのウエイトをつけて、9km速歩。腕立て伏せ100回、腹筋100回などしている。」
「それでも、75才すぎてから、バランスをくずすことも多くなったが、ころび方に注意している。」
「どうして高い目標を達成できるのですか?」
「仕事では、計画を作るのが好きで、それを実行するのが得意だった。」
「嵐気:『青々とうるおう山気』とはどのようなものですか?」
「原生林の中にいるとの天に昇るような楽しい気持ちになることがある。
修行でいう無我の境地のようなもので、行く詰まったときに、いいアイディアが浮かぶようなこともある。」
「危ないことはたくさんあったのではないのか?」
「危険予知に心がけ、単独行なので行動が慎重になり、危険なことに対する『感』が強くなる。
スマホのナビなどに頼るようになると、『感』の働きが駄目になる。」
たくさんの質問にも、丁寧なご説明をいただき、参加者とも親しく談話の機会とすることができました。
総務部 川名 英二
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