６月２８日（日）日本テレビ朝６時からの「皇室日記」に２丁目の中川さんが出演されました。
前日の夜に同じ麻雀クラブの山下さんから「是非見てみて！」という連絡を受けましたが、折悪しく、なでしこジャパンの準々決勝の時間帯とぶつかったので録画して後で拝見しました。
私は終戦の年に生まれたので戦争の悲惨さを直接体験していませんが、戦時中に幼少期を過ごした先輩諸氏には過酷な現実だったことを思い知らされました。
天皇陛下が１０年前にサイパン島を慰霊訪問されたことについて、中川さんが昭和館(http://www.showakan.go.jp/)の羽毛田館長に感謝の手紙を送ったことがきっかけで今回の取材になったようです。１５分の番組の大半は中川さんのエピソードで作られていました。
中川さんが６歳のときに、教師をされていたお父様がサイパン島に赴任されたのでサイパン島に渡りました。２年後、サイパン島は米軍の猛攻撃を受け、お父様と二人の妹さんのうち一人を亡くされたとか。中川さんは家族と一緒に１ヵ月半もジャングルの中を逃げ回りましたが、お母様と妹さん一人とともに米軍に捕まり、収容所に入れられてなんとか生き延びました。
中川さんは長年参議院事務局に勤め、平成２０年４月に瑞宝章を受章しました。その授賞式の際、天皇陛下が中川さんのところへ歩み寄られて「サイパン島ではご苦労を」とお声をかけてくださったそうです。中川さんは思いもよらぬ出来事に感激して、涙があふれるばかりだったとか。
これらのエピソードを涙ながらに語る中川さんに、麻雀のときとは別な素顔を見て胸が熱くなりました。
テレビを見逃した方でご希望の方には、録画したビデオをＤＶＤにして回覧しますので申し出ください。
（広報企画部 吉川）
