梅雨の花の代表格と言えば、アジサイの外にハナショウブが挙げられます。今各地でハナショウブが見頃を迎えています。今季は、平地のハナショウブではなく、山間のハナショウブを探訪してみました。
土曜日の朝、栃木県の三毳山の山野草展を観に出掛けてから、お天気が良かったので急遽秩父小鹿野にある「花菖蒲園」を訪れることにしました。思いつきで三毳山から秩父小鹿野まで車を走らせましたが、距離が結構あり着いたのが12時頃になってしまいました。昼時のためか思ったより人出は多くありませんでした。
花菖蒲園は丁度見頃を迎えており、山間に咲くハナショウブはとても風情がありました。ここのハナショウブは、山間の傾斜地を活かし段差をつけて植えられていますので、花畑を俯瞰や仰望状態で見渡せるのはとてもよかったです。また、平地と違い花と山間の新緑とのマッチングが凄くよかったです。更には、ヤマボウシの萼やマタタビの白い葉が色添えし絶妙な雰囲気を醸し出していました。
お出掛け情報ですが、歩道や草地も整備されていますので、歩き易かったですし、普段靴でも歩くことができます。また、臨時駐車場もありますので、駐車に困ることはありません。おまけに、駐車場も入園料も無料でした。苦労された花をただで見させていただくのは忍びないので、寄付箱に僅かですがお金を入れさせていただきました。山間のハナショウブも乙なものでした。
写真クラブ 小林 弘一