二十六歳の時、必要に迫られゴルフを始めた。先輩よりルール、マナー、他人に迷惑を掛けない事を徹底的に教わった。回数を重ねる度にゴルフの奥深さに魅了され鹿沼カントリー倶楽部の会員になった。
競技会に参加することが楽しみになり、二十八歳でシングルになった時に大阪に転勤、社用のゴルフが主となり、同伴者に配慮するゴルフで余り楽しくなかった。四十一歳の時に本社勤務となり、伸び伸びととクラブを振りきるゴルフに戻り楽しさを取り戻した。複数の倶楽部の会員になり、理事長杯、キャプテン杯は征したもののクラブ選手権は七年連続逃したが1999年藤和那須CCのクラブチャンピオンになることができた。戦略とセルフマネジメントの賜であった。
その後家庭菜園に嵌り土曜日は畑、日曜日は競技と楽しんでいるが、自分の身体と心のコントロールがうまくいかず、決勝に残るのが精一杯の有様。
自治会、火曜会ゴルフに入会させて頂き、スポーツのゴルフから人間関係構築の為のゴルフを楽しみ,生涯の友人を得た気がする。
こんなゴルフ人生を送らせて頂いた家内,子供達に感謝しつつ、最後の目標であるエージシュートを達成する為に精進し、残された人生を友人と共に楽しみたい。
(薮田 明)