2日ほど前に古い友人から一枚のはがきが来ました。 中身は再婚の通知でした。
友人は3年ほど前に最愛の奥さんを亡くし、悲嘆にくれ、しばらくは何も手につかなかったようで年賀状も途絶えていました。 こちらからはがきで近況を聞くと「毎日がつらい」という短い返事が来て、その後は私の方からも連絡を遠慮していたのです。
もう一人、昔職場を一緒にしていた同僚が、やはり奥さんを亡くして暫く一人暮らしをしていました。 この友人とは時々ゴルフをやる仲で、奥さんを無くしてもしばらくは「独り住まいも良いものだ」とか「料理も大分うまくなった」とか言って強がっていました。
しかし持病の心臓疾患で入退院するようになりゴルフ行くのも稀になりましたが、ある日メールが入ってきて「結婚しました」とのこと。 当人75才でした。
お二人ともくれた連絡は当然ながら明るく幸せそうな文面で、これから生活を楽しもうという前向きなものでしたので、私も安心をしました。
“妻亡くし 悲嘆抜け出し ひかり見る”
“妻亡くし 強がる友に 涙ぐみ”
平成29年6月20日 高薄克人
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