いざ天空の下へ

 十代の頃から時々夢想していた。青空を背景に空を飛びたい。山々を見渡しながら風に乗って鳥になりたいと・・・。
 それが現実となった。鳥にはならないが、眼下何処でも見渡せる。青い空と澄んだ空気。周囲に広がるアンデス峰々。そして・・・そして発見されて(一九一一年七月)未だに多くの謎をもつ南米ペルーのマチュピチュが眼の前にあった。ああ感激。しばし絶句。なんと素晴らしい。美しい。
 いまも研究者が現地調査をしており、多くの謎を秘めた姿が眼の前にある。そして世界中の人々を引けつける魅力があるそうだ。
勿論日本でも行って見たい世界遺産の中で常にトップである。
 クスコからバス、列車、そして専用のバスを乗りついでの旅であったが、一生忘れられない二五年9月の旅になった。
(佐藤国夫)

コメント

タイトルとURLをコピーしました