9月29日にクラブ員28名で栃木市に歴史散策に出かけました。栃木市は、白岡市からすると真北、渡良瀬遊水地の向こうに当たります。平安時代の下野国の国府が近くにあります。鎌倉室町時代は、平将門を討った藤原秀郷の子孫、小山氏(時代によっては小山氏分家の皆川氏)の領国でした。
江戸時代は水運が物流の主役で、江戸と日光を結ぶ水運物流拠点、特に山から切り出し江戸に運ぶための木材の集積地として、また日光例幣使街道(朝廷が貢物を神社に納める際に使用する街道)の宿場町として、渡良瀬川支流の巴波(うずま)川沿いに町が発展しました。現在も蔵造の街並みや歴史的旧跡/建造物が多くあり人気のある町です。川越に似た感じの街並みになっています。
維新後に下野国では栃木県と宇都宮県ができ、栃木県の県庁所在地でしたが、両者合併して現在のかたちになり、県庁所在地が宇都宮、県の名前が栃木県となった歴史的経緯があります。
山車会館でその経緯と現在のお祭りの映画をみて一度は見に行きたいと思ったことを付け加えておきます。
(歴史散策クラブ、宇治田忠昭)
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