宿題「眼鏡」 佐藤美文選
秀 鍋囲み曇るメガネに笑みこぼれ かずみ
秀 色メガネはずし人生楽になる たけぞう
秀 顔洗い眼鏡おでこに置き忘れ かつひと
秀 見合い席母のメガネに適う人 たけぞう
秀 メガネ枠チョット摺り上げなんなのよ ようこ
秀 お眼鏡にやっと叶って結納へ ようこ
秀 色眼鏡人を見るのに使うなよ つねお
秀 メガネ奥つぶらな瞳つい見惚れ りょうた
秀 初デート大人に見せるだて眼鏡 つねお
秀 メガネでも見えない君の胸の内 かずみ
秀 色メガネ通して見てる人の癖 うっちゃん
秀 鼻眼鏡上目使いで値踏みする かつひと
秀 メガネ無しまだまだいける針に糸 ようこ
秀 遠眼鏡コロナの先を見てみたい たけぞう
席題「師走」 互選(数字は得票数)
1 蜜さけて師走参拝勧められ つねお
1 コロナにも風にも負けず年が暮れ ようこ
1 年の瀬の銀杏並木に影二つ りょうた
1 巣籠りで誰も走らぬ十二月 かつひと
1 すす払い無事に感謝の年の暮 たけぞう
1 コロナ禍のおせち戦争目にあまり りょうた
2 大みそか今年は夫婦二人きり たけぞう
2 伝統の風情なくなるこの師走 つねお
2 コロナ禍で師走の様子様変わり うっちゃん
4 デパートのジングルベルも寒々し かつひと
4 帰省なく二人分だけお節買う かずみ
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