もうリタイア時期が見え始めた頃、辞めたら何をしようかと漠然と考えていました。
3丁目の集会所でいきいきサロンというそば会があり、そばを食べに行ったときに「白岡そば倶楽部」の方から一緒にボランティアそば打ちをしませんかと誘われました。自分で食べるそばくらい自分でつくるのもいいかなと軽い気持ちで入会しました。ところが月1回の練習ではちっとも上達しないし、会員は大工仕事が得意な手先の器用な方ばかりで、包丁も握ったことのない私は、すぐ辞めたくなりました。でもそば道場のおかみさんが、とてもいい人で、前向きなアドバイスをしてくれるので、しばらく続けていたら、家のカミさんや子供があるとき「お父さん前よりおいしなったよ」と言ってくれ、だんだんその気になりました。会社の同僚と新都心のそば道場に行ったら同じ悩みの仲間がいて、すぐに意気投合しました。いまではその仲間たちと浦和でそば打ちを楽しんでいます。
昨年10月に3段がとれたのも、仲間のおかげです。そば打ちは仲間づくりに最適な趣味です。
吉井 健
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