圏央道を歩いて

 歩けるのは今、と圏央道を秋空の下、白岡菖蒲―桶川間二.八キロを歩いてきた。東北道から関越、中央、東名道と通じ首都高経由より一時間短くなるという。
 当日は新白岡駅から菖蒲パーキングエリアまでバス移動。一週間後の開通に合わせ殆ど完成だ。記念行事として舞台では久喜の中学生が吹奏楽で演奏を始めた、と同時にウォーキングが始まった。三曲目頃から人人人の中を歩きだした。車の走ってない高速道路はとてもきれい。白壁に遠くの緑が映えて、新幹線と交差する所は立ち止まり、走ってくる鮮やかな車体を眺めたりした。
 足の運びもまずまずに桶川に着き、ここから再び来た道路を引き返す。行きのように足取り軽くとはいかなかったが、心地よい疲労であった。バスの車窓からコスモス畑を眺めながら。
     (長岡利枝)

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