梅雨曇り空でしたが、6月22日参加者18名にて加須市騎西へ歴史散策に出かけました。加須駅南口からバスで騎西城跡(郷土史料展示室)に向かい、到着後加須市観光ガイドの方から案内していただきました。 小さな城内の史料館でしたが、戦国から江戸時代の武器(小柄、矢じり)や、暮らしに関するもの(漆椀、羽子板)が展示されていました。古河公方と山内上杉との戦い、また上杉謙信と後北条勢力下の武将との戦いなど武蔵野国の歴史の中での騎西城の位置が良く理解できました。
次の釜屋(酒の資料館)では、最初に日本酒造りのVTRを15分ほど鑑賞しました。
寛永元年創業で、267年の歴史のある清酒(力士)醸造元です。江戸時代から続く酒蔵などを見学、利根川に近く良質で豊富な地下水と埼玉の米どころに加え消費地である江戸の近い、と立地、発展の説明を受けて歴史と伝統を肌で感じました。
次に玉敷神社参道にて記念写真を撮り、その後神社神楽殿(国の無形民俗文化財指定)などを見学しました。文武天皇の大宝3年当時に創建されたと伝えられています。また、地域住民の方からは、騎西の明神様の名で親しまれているそうです。白岡にもありますが久伊豆神社系の総社だとのことです。
最終目的地(保寧寺)へ徒歩で移動中、ふじとあじさい道が続き、とても美しく感動しました。保寧寺では国指定重要文化財の阿弥陀如来と両脇侍像は目隠しの前立てがなく且つ我々のためにわざわざライティングしてくれていました。
途中小雨が降ってきましたが、加須市騎西の歴史を初めて知り、3時間ほどの歴史散策でしたが満足しました。次回の散策が楽しみです。
(歴史散策クラブ 羽山 勇 )