11月22日(火)今回は釣り同好会としては初めての場所、羽生市の椎の木湖で行った。
参加者は、後町さん、高薄さん、田中の3名。
前日は雨であり、これはまずい日を選んだなあと思っていたところ、翌朝にはきっぱりと雨はやんでくれ、日中はぽかぽか天気にもなってくれた。風も無く11月下旬としては申し分ない釣り日和。この釣り場は長方形の大きな人造湖であり、その半分は釣り場であり、あとの半分はゴルフの打ちっぱなし場となっている。特殊ボールのため打たれたボールは湖上に浮かんで、後刻ボートを漕ぎだし手網で回収されている。
さて当の釣り場の方だが、こちらも、桟橋上の各釣台に備え付けられた計量器で釣り上げたヘラ鮒の枚数と重量を計測され、これらのデータがオンタイムで事務所のパソコンに一覧表で掲示される。各人の成績、順位が常時示されている。
そんな近代的な設備故であろう入場料も1日2700円、半日2160円と立派な値段である。前置きが長くなったが、3人の釣果の方は、1枚~11枚であった。
釣り方は、9~12尺での宙釣り(注1)、上ダンゴと下餌はグルテン(注2)または感嘆(注3)のセット釣り(注4)、針は上5~7号、下4号で臨んだ。ほとんどが尺ベラ(注5)、ヘラ1枚で800グラムもするため竿はしなり、取り込み後も針を外すのに一苦労。やはりヘラはほどほどの大きさで十分である。あまり重量があると若くない我々には負担が大きい。今年もあとは師走を残すのみ、忘年納竿会をやろうと約束して別れた。
(注1)宙釣り・・餌を水面から底の間の中間に位置するようにセットして釣る釣り方をいう。当日は浮子の下2~3mに餌をセットして釣った。底までの深さは5m。
(注2)グルテン・・餌の商品名で、粉末の餌を水で溶くと網目のグルテン状になる澱粉系の餌。
(注3)感嘆・・これも餌の商品名であるが、こちらはどちらかというとウドン系統の餌であり、粉末を水で溶いて柔らか目の餌とし、小型のポンプに詰めて少しずつ押し出して針につけて使用。この餌は下の針につけて食わせ餌として使用する。餌の作り方と針へのつけ方が簡単でもある。
(注4)セット釣り・・上針に魚を寄せるためのバラケ餌をつけて、下針に食わせ餌をつけて釣る釣り方をいう。
(注5)尺ベラ・・体長が1尺にも及ぶ大きなヘヘラをいう。巨ベラともいう。
(田中記)