第26回釣り行き結果(間瀬湖) ~釣り同好会~

 桜の時期も終わり、このところ初夏を思わせる日中の気温にもなることがある。
悠友会の総会も終えひと段落した好天の4月25日(火)にヘラも乗込み(注1)の時期であろうと期待し、本庄市児玉町の間瀬湖へ行った。メンバーは後町さん高薄さん田中の釣り同好会生き残り3人組である。7時釣り場である桟橋に集合したが、我々3人はしばしの間自然の懐に抱かれ陶酔した。湖面の周りの木々は新芽がふきだし萌木色、前後左右の山々からは小鳥が朝のさえずり合戦である。鶯も初鳴きは疾うに終えて立派にホウホケキョとあちこちから聞こえてくる。チョットコイ・チョットコイ、これはどうも小綬鶏のようである。昔、子供の頃、母の郷福岡県の英彦山山麓でも聞いた覚えがある。小鳥はとっても歌が好き父さんよぶのもチチチチという歌も思い出した。竿を出す前のこのひと時、自然の醍醐味に接するだけで釣りに来た価値がある。
さて、釣りプロの後町さんを除いての二人は、前回坊主ということで、リベンジを期してこの場に臨んだ。田中は、今回は短竿12尺とし、小さいボデイの浮子でオモリも小さくし微動に敏感になるようにした。餌もバラケの調合と針への取り付けにも気を払い、ヘラ寄せ最初は大きな餌、ヘラが寄ってきたら小さく締め付けて針に取り付けという手順を繰り返した。水中の餌周りのヘラの動きをイメージしての所作なのだが、これがピタリと合い、約5時間で12枚の釣果を得た。高薄さんも何とかリベンジを果たしてまず満足。後町さんは出足こそよくなかったものの後にはいつも通り順調に枚数を重ねた。本日は、全員9~14尺のセット釣り(注2)であったが、乗込み時期としては若干物足りない感じはするものの釣果としてはまずまずの1~12枚であった。高薄さん田中は14時まで、後町さんは16時まで楽しんだ。
次回は古河か境あたりでやろうということにした。

注1:乗込み(ノッコミ)・・・4、5月ころヘラブナは産卵のため岸辺に寄ってきてバシャバシャとやる。この時期がよく釣れるので釣り師が喜ぶノッコミの時期なのです。
注2:上部の釣り針には魚寄せ用のバラケのダンゴ餌、下部の針には食わせの小さな餌をつけて釣るやり方をセット釣りという。これに対して、両方の針にバラケ食わせの両用の餌をつけての釣り方を両ダンゴ釣りという。
     (田中記事)

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